2011年3月11日から4年がたちました。
今も動物たちの震災は終わっていません。
彼らのことを忘れずに、助ける道を探し続けましょう。

koushi.jpg
【首相官邸/野田総理大臣】
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
TEL.03-3581-0101

【内閣府政策統括官(防災担当)】
TEL:03-5253-2111(大代表)

【環境省】
https://www.env.go.jp/moemail/
動物愛護管理室 TEL:03-3581-3351(内線6429)
FAX:03-3508-9278

【農林水産省】
https://www.contact.maff.go.jp/voice/sogo.html
経営局経営政策課災害総合対策室 TEL:03-3502-6442 FAX:03-3592-7697

【福島県庁 】※被災地だということにご配慮ください
chijikoushitsu@pref.fukushima.jp TEL.024-521-1111(代表)


2012年06月21日

台風を越えて

19日から20日に吹き荒れた台風4号。

双葉郡の囲い込み柵に入れられた牛たちはどうしただろうか?

屋根も逃げ場もなく、泥の足場はもっと酷くなるだろう。
強風にあおられ倒れこんだら、もう立てなくなるに違いない。

ちょうど富岡町の牛を見た方が、ツイッターで、ある囲み柵の酷い状況を嘆いていた。
そこの牛のことがたまらなく心配になり、いわき家畜保健衛生所に電話をしてみた。

飼養管理をしている農林水産省の人たちは出掛けているとのこと。
囲み柵のことを聞いてみたところ、農水と県が富岡町で管理している牛は、全て牛舎に入れていて囲み柵はないとの答えが返ってきた。
民間が世話しているところが柵だからそちらではないかと言われたが、それは違うと思うと答えた。
場所がはっきりわからないので、それ以上話を進めることは出来なかった。


それから、浪江町と大熊町を管理している相双家畜保健衛生所にも問い合わせてみた。

現在、柵は数ヵ所で、牛は合わせて10頭ほどとのこと。
「実は台風の前に全部放した」という言葉を聞いた。

少しホッとした。

あの雨風の時は、自分たちで自由に動くことが出来たのだ。
山の中か、建物のそばか、多少はマシなところに避難できたに違いない。

そして少なくとも今週については、自由に過ごせるのだ。

お腹はすいているかもしれない。

でも食べられる草のあるところに移動することが出来る。
乾いた地面に座ることも出来るのだ。

人の思いやりと行動が、動物の環境を劇的に変えるのだと思う。



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posted by JAVAスタッフ at 23:40| 牛豚・畜産動物

2012年06月18日

飼養継続には要マーキング

農林水産省がサイトに掲載している「新たな避難指示区域設定後の家畜の取扱いについてのQ&A 」が、5月30日に更新されていました。

これは4月5日に、新たに避難指示区域が設定された後の家畜の取扱いについて、出荷制限等の一定の条件の下、「通い」が可能となった農場等での飼養管理も認めることを、総理が指示したことによります。
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_sinko/120405.html

全文はサイトをご覧いただきたいのですが、【飼養継続の条件について】の中で、条件の概要がわかる部分のみ抜粋しました。

Q17. 警戒区域の解除等により「通い」が可能となった所有者については、どのような条件を満たせば20km圏内に残された家畜の飼養継続が可能となりますか。

A17. 所有者は、飼養を予定している市町村の了承を得た上で福島県に誓約書を提出し、国及び福島県の職員等から、引渡し前に誓約書の履行が確実であると見込まれることの確認を受けるとともに、引渡し後は、国及び福島県の職員等により、誓約書の履行が確実に行われていることの巡回確認を受けることで、当該家畜の飼養継続が可能となります。
また、上記誓約書には、
(ア)当該家畜を20km圏外に移動させない、
(イ)当該家畜及びそれから生産された畜産物を出荷しない、
(ウ)当該家畜は逸走するおそれのない囲いのある専用の場所で飼養管理する、
(エ)当該家畜に対して、種付け、人工授精及び受精卵移植その他の繁殖行為を行わない、
(オ)当該家畜が牛の場合は法に基づき個体識別番号を表示した耳標を装着する、
(カ)(オ)の措置に加えマーキングを施す等の内容を盛り込む必要があります。

農林水産省 「新たな避難指示区域設定後の家畜の取扱いについてのQ&A」より
http://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/gijutsu/anraku_qa/katiku_anraku.html


マーキングとは、体毛を脱色させて以下のような牡牛座マークをつけるそうです。

katiku_mark.gif

ちょっとビックリしました。
目立つっちゃ目立つのでしょう。

このマークが付いている牛は、飼養者がいて生きることが許された動物という証になるのでしょうか。

posted by JAVAスタッフ at 13:09| 牛豚・畜産動物

2012年06月09日

ブタの実験施設を東北に?


自治医大は、東北にブタの実験施設建設という『東北ピッグセンター構想』を計画しているようです。

 <実験専用ブタの肥育施設の建設>
 <実験専用ブタの分娩施設とGLP施設の建設>
つまり実験用ブタの繁殖と実験を行なうセンターの建設です。

自治医大は、2009年にすでに栃木に「ピッグセンター」を開設していますが、2001年から始めたブタの実験使用「栃木ピッグプロジェクト」が、基になっていたようです。

ブタを使わざるを得なくなった理由は、当時、行政が殺処分する犬を実験機関に払い下げを行なっていたので、その犬たちを利用して動物実験を行なっていたのです。
それが東京で廃止になったのを皮切りに、全国で廃止され、人に慣れた犬猫が手に入らなくなったからです。

 ※払い下げ廃止については、JAVA活動履歴をご覧ください。
 http://www.java-animal.org/jan/030526_1.htm
 http://www.java-animal.org/jan/tiba.htm

pig.jpg


『東北ピッグセンター構想』について、来週月曜日、東京・秋葉原にて開催される「自治医大ピッグシンポジウム」の中の市民公開シンポジウム『ブタは日本を救えるか?』において発表があるようです。

東日本大震災が起こり、犬や猫といった家庭動物のみならず、ブタやウシといった畜産動物も壮絶な死を迎え、今も多くの動物が苦しんでいます。
畜産動物ことも、助けてほしいとたくさんの方々が願いました。

そして、現在の工業化した畜産業が行なっている動物虐待の側面に気づかれた方も少なくないと思います。

どうぞ畜産以上に隠されている動物実験についても、関心を持ってみてください。


市民公開シンポジウム「ブタは日本を救えるか?」
http://www.tkfd.or.jp/research/project/news.php?id=960

2012年6月11日(月) 17:30〜19:30(開場17:00)

秋葉原コンベンションホール 5階 5B会議室

共催:自治医科大学

概要説明(ねらい):
外科手術の研修や先端技術の研究に、解剖学的に人に近いとされるブタを使う動きが日本でも活発化しようとしています。さらに単に実験台にするだけでなく、そこから発展させ、ブタの体内で人の臓器を育てる「異種再生医療」の研究も進められています。
 
このように先端医療を支える存在になりつつあるブタを育て、研究者や医者に提供し、研修や実験ができる仕組みをつくろうという計画があります。
被災した東北の畜産業の復興を支援し、日本全体に先端医療を広げる拠点にしようという試みです。

今回のシンポジウムでは、この計画を広く市民の方々にご理解いただくために、開かれた場で、医療のために動物の命を供することについて、私たちが考えなければならない点を、専門家との間で議論します。どうぞふるってご参加ください。

※定員(140名)に達し次第、受付終了とさせていただきます。

東京財団のサイトより


市民向けの資料の最後に、以下の文言があります。

http://www.tkfd.or.jp/admin/files/0611.pdf

この構想を実現するために、まず必要なお金どこから集められるのか、今、苦慮しています。まずは、広く市民の方々のご理解とご支援をいただきたいと思います。そのために、この公開シンポジウムを企画いたしました。どうぞふるってご参加いただけますよう、お願いいたします。


現在、被災動物を生かすための資金さえ足りない中、「被災した東北」「復興」との言葉と共に、資金集めを願うことには違和感を感じます。



posted by JAVAスタッフ at 21:19| 牛豚・畜産動物

2012年04月25日

大熊町の囲み柵

インターネットに、大熊町の囲み柵に入っている22日の牛の写真が掲載されました。

「さえぼーのブログ」より

●野上にあった柵(4月24日UP)

http://ameblo.jp/saebo/entry-11232236917.html

mojyawansan.jpg

もじゃわんさんにリンクの許可をいただきました。ありがとうございます。


傷を負っている牛、たてごが食い込んでいる牛、やせ細った牛たち。
30頭近くが、1頭の死骸と一緒に柵に入れられていました。

地面は牛が踏みつけることによる荒地になっています。雨があまり降っていないことが救いです。

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本日、今月初旬に福島県に送っていた「福島原発20km圏内に残る畜産動物の救護・取扱いに関する要請書」に対する回答が届きました。
(その詳細は改めます)

そこには「毎日給餌・給水しています」「異常がある牛は獣医師が診療を行っています」とあったのですが、それが言っているそばから守られていないので福島県に電話を入れました。

・安楽死処分に同意されている牛たちである
・死骸は重機でないと動かすことが出来ない
・獣医が診れるものはみている
・たてごは外せるものははずしている
・イノブタは富岡町で飼っていたもので増えていると思われる

人手を増やして状況改善することを求めました。

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「福島原発20km圏内に残る畜産動物の救護・取扱いに関する要請書」は、市町村にも送っていて、先週ちょうど大熊町からは、電話による回答をいただいていました。
(その詳細は改めます)

そこで、大熊町役場にも電話しました。ネットで囲い込み柵のことが流れていることはご存知のようでした。

・よくない環境だということは認識している
・こんなにたくさんの頭数を入れる予定ではなかったが、群れで入ってしまった
・安楽死ということで畜主に同意を得ているのに、これではそう言えないので改善したいと思っている
・柵から解放することも検討している
・死骸は衛生上も悪いので動かしたい
・たてごは、今まで切れるものは切ってきた、口が開かないということはないと思う

線量が高いところでなかなか来てくれる獣医もいない、というお話でしたので「県や農水にも獣医がいるのだから診てもらってほしい。動物のことにうるさい人たちがいるから、ということで町から依頼すればいい。」と伝えました。

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たぶん、こんな目に合わされても、牛は私たち人間を恨んではいないような気がします
ただただ、お腹がすき、喉が渇き、苦しい、心地よくない、と思っているのでは。

そんな彼らが気の毒でなりません。


posted by JAVAスタッフ at 16:42| 牛豚・畜産動物

2012年04月17日

4/16動物愛護部会@警戒区域の牛の処分・捕獲状況

昨日4月16日に環境省の動物愛護部会が行われました。

その中で震災対応の報告もあり、畜産動物については4月5日に出された「新たな避難指示区域設定後の家畜の取扱いについて」等に関する説明が、農林水産省畜産振興課よりされました。

配布された資料に「牛の月別安楽死処分・捕獲実施状況(4月9日現在)」というものがあり、2011年5月から2012年4月までの頭数表がありました。

そこから合計数を抜粋しました。
●安楽死処分頭数839頭
●捕獲頭数(畜主による管理牛を含む)731頭

牛の月別安楽死処分・捕獲実施状況(pdfファイル)

現在放たれている数は計算上では230頭程ですが、震災後に生まれている牛がいるのでもっと多いと推測しているそうです。

また、研究利用については口頭で報告されました。
●東京大学 豚約30頭
●北里大学 牛30頭
●東北大学加齢医学研究所 牛150頭

会場では聞き取れない部分もあったため、改めて農林水産省に問い合わせをしました。

・他の畜産動物についての表はない。豚は3,100〜3,200頭を処分している。
・東北大学の研究は、行政が安楽死処分した牛の死体を利用。
・北里大学については3月で終えたと思われるが、こちらも最終的には安楽死させて解剖している。
・研究利用も行政の処分も、指針に沿った3段階の安楽死を実行している。

posted by JAVAスタッフ at 15:46| 牛豚・畜産動物