2011年3月11日から4年がたちました。
今も動物たちの震災は終わっていません。
彼らのことを忘れずに、助ける道を探し続けましょう。

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【首相官邸/野田総理大臣】
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
TEL.03-3581-0101

【内閣府政策統括官(防災担当)】
TEL:03-5253-2111(大代表)

【環境省】
https://www.env.go.jp/moemail/
動物愛護管理室 TEL:03-3581-3351(内線6429)
FAX:03-3508-9278

【農林水産省】
https://www.contact.maff.go.jp/voice/sogo.html
経営局経営政策課災害総合対策室 TEL:03-3502-6442 FAX:03-3592-7697

【福島県庁 】※被災地だということにご配慮ください
chijikoushitsu@pref.fukushima.jp TEL.024-521-1111(代表)


2014年10月01日

「花凛(カリン)、連れてきたよ!」津波から助け出された犬のエピソード


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小林夫妻のご自宅は、福島県いわき市の海岸から500メートル程のところにあります。知的障がい者の方々を迎えて、無農薬・有機栽培の里芋、じゃがいも、株立ち春菊、そらまめなどを生産していました 

愛犬・花凛はゴールデンレトリバーのMIX。実は母犬のお腹にいた時に、飼い主のブリーダーに処分されてしまう恐れがあったそうです。それは、母犬は純血種で、父犬が雑種だったから…。この母犬を診ていた知り合いの獣医師から「小林さんが子犬をもらってくれるなら、産ますこともできるんだ」と言われ、大型犬は考えていなかったご主人も反対できなくなり、小林家に迎えられることになりました。その花凛は今や9歳になりました。 

あの日の午後246分、花凛は大地を揺るがす地震に襲われました。

ご主人は、知的障がい者の方10名とハウスで農作業を行っていました。すぐに自宅に戻りラジオをつけると「3メートルの津波がくる」と聞いたので、91歳のお母さんと皆を車に乗せました。ところが、それが精一杯で、庭にいた花凛を置いてきてしまったのです! 

その頃小林さんの奥さんは、障がい者の方とパン屋で働いていました。3時半ごろ自宅付近まで帰ったものの、すでにあたりは膝上まで海水が押し寄せていて、消防団が道を封鎖して通してもらうことができません。仕方なく、避難場所に指定されていた近くの小学校に行きました。家族とも会えず、大きな余震が続き不安はつのる一方。その後、やっとご主人と連絡がとれ一安心したのですが、花凛が一緒ではないことを知りました。カミナリすら怖がる花凛。花凛を助けられなかった悲しみが奥さんの中で大きくなっていきました。

そして日も落ちて真っ暗になった頃、夜7時をまわっていたでしょうか。避難所に現れたひとりの女性が、奥さんの顔を見るなり言いました。

「花凛、連れてきたよ!」

そして、花凛は押し倒しそうな勢いで、奥さんに飛びついてきたのでした!停電で真っ暗な中、聞こえてくる花凛の興奮した息遣いに、奥さんも心からホッとしました。よく見ると、首輪につないでいた鎖を引きずっているのに気づき、救出した時の切迫感を感じたのでした。 

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花凛を助け、連れてきてくれたのはご近所さんでした。この方も、職場から家に戻ろうとした時、やはり消防団に止められたそうです。でもその時、小林家の庭に積み上げられた土砂の上にしょんぼり避難している花凛の姿が目に入り、消防団員を説得して助けに行ってくれたとのこと。消防団の人は一緒に来てくれたものの、「大きい犬はさわれない」と、体重30キロ近い犬の救出は、女性ひとりの手に委ねられたのです!その後この方は家族を探して車を走らせた時、花凛がいてくれて寒さをしのげたと、後で話してくれました。 

感動の再会を果たしたものの、震度5にもなる余震が頻繁にあり、そのたびに周囲の人々が悲鳴をあげるので、花凛は尻尾を丸めて伏せたまま、ただただ怯えるばかり。ご主人と合流した後は親戚の家を目指し、避難所を後にしました。 

家族が無事で何よりでしたが震災後も大変でした。家の修理や農地の塩害、お米やいちご、夏野菜は作れなくなりました。そして障がい者の方の受け入れは中止に。そんな中、2012年復興産業として始まった「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」と出会い、綿花づくりをスタートさせました。すると、各地からボランティアが訪れるようになり、たくさんの人と働く風景がよみがえりつつあるのです。

そして花凛は、障がい者の方々のアイドルから、ボランティアたちのアイドル犬に!でもおっとりかわいいという印象の花凛ですが、形相を一転させて威嚇することもあると聞きました。震災後は、避難してきた人や復興作業に来る人など、多くの見知らぬ人たちが町に出入りするようになりました。時には怪しげな人もいるそうです。「テリトリーを守ろうとする本能でしょうが、私たちを守ろうとしている、やっぱり家族だね、といいように解釈しています。」と奥さん。「花凛(カリン)」という名は<凛とした花のように育て>との思いからつけたそうです。

まだまだ大変な小林家ですが、花凛はずっと、大好きなお父さんとお母さんをサポートしてくれることでしょう!


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小林さんご夫妻と愛犬の花凛には、ボランティア活動のために福島を訪れた際に出会い、おふたりからうかがつた震災当時の様子をレポートさせていただきました。

小林ご夫妻が営む「いわき夏井ふぁーむ」はFacebookを更新中!ぜひ訪れてください!


posted by JAVAスタッフ at 00:00| 福島現地

2013年06月24日

南相馬市のペットショップ

映画「犬と猫と人間と2−動物たちの大震災」の最後の方に、とても悲しい話がありました。
被災者の方が新しく犬や猫といった動物を家族を迎えたものの、飼いきれずに手放す、という話です。

これは、動物たちに起きている二次災害ではないでしょうか?

実は、春に南相馬を訪れた時に立ち寄った大きなショッピングモール(南相馬ジャスモール)の「イオンスーパーセンター南相馬」で、ペットショップに気づきました。

流行のブランド犬が生体販売されていました。
お好みの犬種を、お取り寄せできると、お知らせされていました。

複雑な、そして正直とてもとても悲しい気持ちになりました。

ここは、福島原発から25キロ程のところに位置しています。
震災直後は、このショッピングモールの広い敷地にも放浪する動物がいたのではないかとも想像できます。
間違いないのは、すぐ近くで死んでいった犬や猫がたくさんいたことです。


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確かに、被災した方々は生活が落ち着きません。
10回も住まいを変えざるを得ない方々もいると聞きます。

そして、心の痛手や喪失感は、私たちが想像もできないことだと思います。
やすらぎをくれる動物に癒しを求めるのも、気持ちはわかります。

でも、ぜひお願いしたいです。
どんな時でも、動物を飼う以上は、その動物の面倒は一生みるのだということ。

彼らは一緒にいれば、どんなにつらい時も寄り添っていてくれる存在なのですから。


posted by JAVAスタッフ at 11:33| 福島現地

2013年06月10日

福島・三春シェルターへ

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少し前のことになりますが、今年になって初めて三春シェルターに行ってきました。
飯野の第一シェルターは、今年2月に閉鎖され、現在はここ三春に犬約50頭、猫約180頭が保護されています。

昨年と大きく変わったのは、犬と猫の保護数の多さが逆転していたことと、広いスペースで猫が自由に過ごせる猫サロンが出来ていたことでした。
この猫サロンは、猫にとっても、新しい家族を探しに来る人々にとっても、良い環境となっています。

2年に亘るスタッフの方々の頑張りにより、日々改善されているのです。

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ホームページも新しくなり、里親探しをしている犬猫たちの紹介も上手に掲載されています。
新しく犬や猫を家族に迎えようと考えている方々は、ぜひ三春シェルターからの譲渡をご検討ください。
ボランティアも募集しています。

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【福島県動物救護本部】
http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/kyuugoindex.htm

里親募集中! 新しい家族になってくださる方へ
 ●犬の紹介ページ
 ●猫の紹介ページ



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この辺は、ヘビが出ますので犬の散歩は要注意です。


posted by JAVAスタッフ at 10:00| 福島現地

2012年06月10日

指定区域が変わって

3月以来、久しぶりに福島を訪れました。



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飯舘・葛尾では、こちらを伺いつつも通り過ぎていく犬を見かけます。
飼い主がいるのかいないのか。


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警戒区域から解除された南相馬市。
特命チームの牧場には、生き残った数少ない乳牛もいます。


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いまも立ち入りが制限されている大熊付近。
イノブタの親子を見ました。母ブタのお腹が大きいような。


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具合が悪いのか、痩せた放れ牛。生きていても状態の悪い動物が多いのだろう。
カビの繁殖も増えているようだ。



まだ終わらない。




posted by JAVAスタッフ at 00:17| 福島現地

2012年04月09日

福島県第2シェルターに行ってきました

三春に昨年11月にできた福島県第2シェルターにて、ボランティアをしてきました。

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左:道路から見る建物 右:散歩はここでグルグルと


ここには、3月11日時点で犬97頭、猫47頭がいるとのこと。(※福島県動物救護本部のサイトより)
ほとんどは飼い主さんが判明していて預かっている状態だと、この日職員の方から伺いました。

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私が行った週末のボランティア状況は、正確ではないですが、福島市など地元の方が2名、他県から6名という感じでした。
飯野の第1シェルターに比べると、1頭ずつの居住スペースが広く、犬や猫たちのストレスは軽減されていると思います。
その分、掃除は第1よりやや大変です。
清掃や消毒の管理も行き届いていて、室内の臭いはそれほど強くありませんでした。

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個室が一杯のため、何頭かはケージ住まい


ここで思いがけない再会が!

昨年11月に第1シェルターで見た犬に、また会ったのです。
この犬の顔は一度見たら、誰も忘れないでしょう!

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2011年11月 第1シェルター飯野


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2012年3月 第2シェルター三春


今回は、散歩も一緒にしたので感激でした。
この犬は、飼い主さんが譲渡を希望されているとのことです。
雄犬で散歩はやや引っぱりますが、収容当初より大分落ち着いたそうです。

犬の約10頭程度が、現在里親さんを待っています。
福島まで行かなければなりませんが、犬を飼いたいと思っている方がいたら、どうぞご検討をお願いします。
詳細は、福島県動物救護本部までお問い合わせください。

【福島県動物救護本部】
http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/kyuugoindex.htm

<事務局>
福島県保健福祉部食品生活衛生課内
〒960-8670 福島市杉妻町2-16
TEL:024-521-7245 

里親さん、ボランティアさん、義援金を引き続き募集しています。
ご協力をお願いします!

●里親
 http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/sato/framepage1.htm
●動物ボランティア
 http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/volunteer/volunteer.htm
●義援金
 http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/volunteer/contributions.htm
●支援物資
http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/volunteer/supplies.htm

posted by JAVAスタッフ at 17:08| 福島現地